草原の満ち潮、豊穣の荒野
bluemarin
| 投稿日 | 2008/11/18 |
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| 最新更新日 | 2008/11/18 |
| ホームページ | http://web.mac.com/bluemarin/iWeb/guevara/top.html |
| 作品紹介 | 海と地上の物語を童話に絡めて作ったテキストストーリーより。100話完結後、一枚に総括した絵です。 うみどり等、海連作と世界観が繋がっています。 月と椰子の木 むかしむかし、南の浜に 特別な椰子の木がはえていました。 その木はまっすぐ 月に向かってはえていました。 その木は神様の木で、特別でした。 月や星をひとやすみさせるためにはえている木でした。 それはとても高く 空にむかってのびていました。 月や星はその枝に腰掛けて、こっそり ひとやすみしては、 夜空へ登っていったのです。 ある夜、ひとりの少年が月をさわりたくて 木に登ろうと思いました。 とても高い木です。なんにちもずっと登り続けなければなりませんでした。 少年はとうとう力尽き、下に落ちました。 まっさかさまに落ちて行く少年を 風が吹き飛ばし その体は海へ落ちて沈みました。 海流の女神は少年のバラバラになったかけらを拾いあつめて言ったのです。 「お前は海に住みなさい。あの木は登ってはいけない。 お前は空で生きるものではないのです」 少年はそのまま海に住み、それが海人の最初になりました。 海流の女神の仕事を手伝いながら少年はたくさんの生き物を作りました。 海の水晶を削っては女神に見せ命をもらって放したのです。 珊瑚、銀の魚影、大きなかたい体をした魚、海亀、海月、海獣... 彼は最後に海鳥を作りました。 女神は言いました。 「空には行けても海を離れて生きることはできないのですよ」 少年はそれでもかまいませんでした。 遠く遠くへ どこまでも行ければそれでよかったのです。 海も空も。 飛んで行く海鳥の目には 夜の海を渡るため 赤く燃える星の欠片を与えました。 それ以来海鳥は 星達が季節の度、踊るのを恋しがって夜空を飛び 広い水平線に方向を知るのです。 |
| 作家コメント | せちがらい世の中に中指立てて、元気にGO! |
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